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「かつらの利用者が抱える問題は常に身近にあったので、会社の持っている開発力を使って何か商品を提供できないかを考えていました。」そう語る開発担当の中野清さんは、長年かつらを使っているユーザーでもある。
「かつらに関して、いろいろな悩みがあったのですが、夏場はこまめにかつらを洗浄しても、汗を多くかいてしまうのでニオイが残ってしまうことが多く、なんとか解消したいと前々から思っていた問題でした。」そんなある夏の日に、中野清さんはふと台所にあったオゾン脱臭機が気になり、オゾン脱臭機に強引にかつらを入れて脱臭を行ってみたそうだ。
「試してみると、間違いなくニオイが消えていたのです。」これはいけると思った中野清さんは持ち前の技術力ですぐにテスト用試作品を制作した。
「かつらの形状に合わせてサッカーボールの入れ物と台所にあった、ざるを組み合わせオゾンの脱臭機を組み込んだ簡易的なものでした。ただ実際に形にしてみたことで、この商品の必要性を自分自身の中で深めることができました。」
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右から営業開発の上野知昭さん、開発統括責任者の中野清さん。開発に関する様々な苦労話を聞かせてくれた。二人の商品にかける情熱を感じることができた。 |
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